台湾の朝市
- morning market
- 〈 台北市 〉
新鮮な食材と台湾の日常が
垣間みれる「朝市」
夜市の食べ歩きも楽しい台湾ですが、地元で暮らす人たちの日常やグルメな台湾人が好むおいしい朝ごはんを体験したいなら、見逃せないのが「朝市」です。
台湾では、通勤途中に朝ごはんを外で済ませる人が多いとか。滞在先のホテルでゆっくり朝の時間を過ごすのもよいですが、少し早起きして朝市に出掛けてみませんか?
細い路地にリヤカー部隊や商店がずらり立ち並ぶ光景。活気あふれる朝市は、まさにローカルに愛される台所的な存在です。
台湾では近年、土地開発事業や区画整理に伴って移転や閉鎖となってしまった所もありますが、台北市内には元気な市場が健在しています。
滞在が短くても、朝早くから市場観光できるのでオススメ。現地の方の暮らしぶりも垣間見ることができ、より台湾が身近なものになるでしょう。
買い物袋やカートを手にした地元の人たちに混じって歩けば、目に飛び込んでくるのは、多彩な食の世界。お肉、魚、野菜、果物などの生鮮食品、お惣菜に加え、日用品まで揃います。
そんな朝市で、旅行者にとって嬉しいのは、フルーツ天国・台湾の新鮮な果物が低価格で味わえること。完熟マンゴーが籠盛りで安く並んでいたり、パイナップルを食べやすいサイズにカットしてもらえたりと、お店のサービス精神も満点!オレンジやココナッツ、レモンなどの果物をその場で搾ってフレッシュジュースにしてもらえるお店もあります。
果物を日本にそのまま持ち帰ることは難しいですが、ホテルへ帰って冷蔵庫で冷やしておけば、滞在中好きなときに楽しんだりもできますね。
台湾では、果物やお茶は600g単位(一斤)で販売されています。半分だけ手に入れたい場合は「バンチン(半斤)」と言えば半分にしてくれます。100g単位であれば筆談でお願いするのもよいでしょう。
台北市内にあるいくつかの朝市も、それぞれ個性が光ります。
例えば、大同區にある「太平市場」は、台北の人気スポットでもある油化街油化街(ディーホアジェ)の近くなので、その後の散策にも便利です。
信義區の「永春市場」は、全体的にゆったりとした雰囲気。夜7時頃まで開かれていることから、仕事終わりにここでお買い物してから帰宅する地元の方も多いそうです。(人気の饒河街観光夜市は、この近くにあります)
そして国立台湾師範大学などの学生街エリアにある「龍泉市場」。こちらは観光客少なめの小規模マーケット。ローカルフードが充実しています。
ほとんどの朝市は朝6時頃から徐々に露天が出はじめます。早朝から散策して、途中でお腹を満たすのも良さそうですね。
どこか懐かしさも感じる台湾の朝市。短時間でも気軽に足を運び、おいしく楽しい旅の1日を始めましょう!
台湾の朝市
□ ADDRESS
- 太平市場:103台北市大同區延平北路二段255號247巷
- 永春市場:110台北市信義區松山路294號
- 龍泉市場:106台北市大安區師大路92巷15號
□ OPENING
- 朝6時頃から〜
- ※閉店は、各市場に準ずる
天候が悪い場合はお店の数が減ります
□ CLOSING
台湾の旧正月、ほか ※各市場に準ずる
*本記事は2020年8月の情報です
朝市の状況は変更する場合がありますのでお出かけ前にご確認ください
台湾の朝市