一番屋
- taiwan tea, sweets
- 〈 台北市 〉
絶品のパイナップルケーキと台湾茶で、
憩いの時間を
台湾のお土産といえば、多彩な台湾茶、パイナップルケーキやヌガー(牛軋糖)などの美味しいお菓子 など、いつも目移りしてしまいます。
旅行中、何にしようかな…と迷ったら、ひと休みも兼ねて立ち寄りたいのが「一番屋」さんです。
台北市内でもアクセスのよい中山区、リージェントホテルやブランド店が立ち並ぶエリアにありながら、落ち着いた雰囲気で、お店の人とのふれあいを楽しみながらゆっくりお土産選びをすることが出来ます。
店主の楊東榮さん夫妻が1993年にオープンした一番屋は、親子2代を中心とした家族経営で、あたたかい雰囲気で迎えてくれます。
「いちばん良いものをお客さんに届けたい」という想い反映してお店は「一番屋」と名付けました。「それに、シンプルな名前だと覚えてもらいやすいですからね」と気さくな笑顔を覗かせます。
台湾茶のお店として知られていますが、旅行者や地元のファンに人気なのが、お店で手作りしているパイナップルケーキやヌガーなどの菓子です。特に、2015年、台北ナビのWEBサイトで開催されたパイナップルケーキ選手権で見事一位に輝いた自家製パイナップルケーキは、台湾リピーターたちの中でも評判の一品。わざわざ予約して買いに来る人もいるほどの人気です。
お店に入ると「カウンターに是非どうぞ」と優しく誘われ、その日おすすめの台湾茶を淹れてもらえました。
「パッケージの表記だけで選ぶのではなく、台湾茶の味を知って口に合うものを探してほしい」との思いで、時間があれば試飲をお勧めしているのだそう。
ご主人は日本企業に勤めていた経歴もあって、日本語がとても流暢。台湾茶の試飲をいただきながら、茶梅やメンマなどのお茶受けを味わって、気に入ったものを吟味しながらお土産選びが出来るのがうれしいですね。
香りがよく緑茶のテイストに似ていることから日本人好みの「高山春茶」(500元〜/100g)をはじめ、水出しもできる「東方美人茶」(500元〜/100g)、有名な「凍頂烏龍茶」(200元〜/100g、)まで棚にずらり。これらはすべて楊さんが厳選したもの。東方美人茶は生産量が少ない年があることから希少価値が高く取り揃えるお店も少ないそうです。
また夏場に冷やして販売する「蜜香美人茶」(80 元〜)の水出し茶も人気。円筒型のボトルがスタイリッシュです。
毎朝仕込んでお店の厨房で焼きあげられる大人気の手作りパイナップルケーキも並んでいます。味は、現味(オリジナル)、杏仁(アーモンド)、烏龍(烏龍茶)、蔓越苺(クランベリー)の4種類(5個入り・各220元)。
最初は仕入れていたというパイナップルケーキ。子ども達がよく食べるおやつだったため、添加物が入っていないものがいいと思い、2011 年からから開発して改良を重ねていった結果、いまの味にたどり着いたそうです。
感動するのは、その素材へのこだわり。
甘酸っぱい酸味がちょうどいい台湾・中西部原産のパイナップル、台湾産の小麦粉と砂糖、そしてフランスやニュージーランドなど外国産の上質な発酵バターが使われています。さらに、オリジナルと烏龍茶味は100%パイナップルの餡を、杏仁とクランベリー味は、甘さのバランスを考えて冬瓜(とうがん)入りの餡をと、味わいのために配合を変えておられるとのこと。
そうしたこだわりが、一番屋のパイナップルケーキのファンを増やし続ける理由の一つなのかもしれません。
オリジナル味専用の、パイナップル型の可愛いパッケージも人気の理由です。
おしゃれなデザインのヌガーやヌガーサンドも要チェックです。こちらも無添加で「柔らかく食べやすいように」とこだわって商品化されたもの。ピーナッツ、アーモンド、マカダミアンナッツの3種類があり、マカダミアンナッツが特に人気だそう。(6個入りで 80元〜)
2,000元以上まとめて購入すると、滞在先のホテルまで無料で配達してくれる嬉しいサービスもあります。観光の途中で立ち寄っても荷物がかさばる心配がなく嬉しいですね。お店も夜 22 時まで開いているので、夜ごはんを食べてからゆっくりお土産選びを楽しむのもオススメです。
口にする人のことを想って良質素材で台湾スイーツを手作りし、お客さんに喜んでもらえる台湾茶をセレクトするお店。
なにより嬉しいのは、その真心かもしれません。
一番屋
□ ADDRESS
台北市中山北路二段45巷33號
□ TEL
+886-2-2562-1202
□ OPENING
10:00〜22:00(日曜は18:00まで)
□ CLOSING
台湾の旧正月時期のみ
□ ACCESS
MRT中山駅
一番屋