河内藤園
- flower garden
- 〈 八幡東区 〉
「日本の最も美しい場所」に選ばれた
水彩画のような景色を楽しんで
河内藤園(かわち・ふじえん)は、のんびりとした豊かな自然が広がる八幡東区の人気観光スポット。北九州から車で約1時間半、小倉市内からは30分ほどの距離にあり、藤や紅葉のシーズンには毎年多くの人が訪れます。
和の雰囲気を醸し、優雅で柔らかい印象を与える藤の花。最盛期には「藤のトンネル」ができ、その姿は優美で圧巻です。
「実在する世界の美しい場所10」や、国際ニュースサイトのアメリカCNNで「日本の最も美しい場所31選」にも選出され、近年は外国人観光客も増えています。
青紫やピンク、白など繊細なグラデーションで彩る藤棚は、まるで絵画の中に迷い込んだかのような美の世界。垂れ下がる姿は、古くから振り袖姿の女性にも例えられています。
開花は4月下旬から5月上旬にかけて。気候の影響や種類によっても見頃が変わるため、園を訪れる時期によって違った風景が楽しめます。入園チケットは事前に購入するスタイルで、開花状況によって入園料金が変わります。
昭和52年に開園した河内藤園は、広さ6,000平方メートルという広大な敷地内に、野田長藤、口紅藤、赤紫など22種・約100本もの藤の木が植えられています。
この園は、創設者の樋口正男さんが小学生の頃に読んだ本に影響されたことをきっかけに、「自分も何かひとつ、生きた証を残したい」と長年の夢を実現させたものだそうです。当時は雑木だった土地を切り開き、時間と労力をかけて造られました。
"藤のトンネル"の先にある、約1,000坪の巨大な大藤棚も必見です。色鮮やかな花が一面を覆いつくし、まるで紫色のカーテンのように風に揺れる様子はまさに幻想的。
藤棚はすこし坂を登った丘の上にあるので、歩きやすい靴で訪れましょう。
また、秋には見事な紅葉が姿を現します。園内に植えられた700本の木々が赤や黄色と色づき、一面は紅葉の絨毯に。春とはまた違う、美しい和の景色を堪能できます。休日に散策を計画してみませんか?
河内藤園(かわちふじえん)
□ ADDRESS
福岡県北九州市八幡東区河内2-2-48
(無料駐車場200台完備)
□ TEL
093-652-0334
□ OPENING
- 4月下旬〜5月上旬:8:00〜18:00
(紅葉は、11月中旬〜12月初旬:9:00〜17:00) - ◎料金:大人1名1,500円
大人(18歳以上)1名につき、高校生以下2名まで無料 - ※事前購入制、チケット制期間中の当日券はありません
(時期に合わせた追加料金が現地で必要となります) - ※団体バスの場合、事前に駐車場の予約が必要です
□ CLOSING
花の開花期間中は休園なし
※観光シーズン外は閉園しています
□ ACCESS
九州都市高速道路「大谷IC」または「山路IC」から車で約20分
河内藤園(かわちふじえん)