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大寧寺は、室町時代にあたる応永17年当時の守護代、鷲頭弘忠開創と伝わる曹洞宗屈指の名刹です。かつては、その壮麗美観を「西の高野」と称えられるほどの隆盛を誇りました。重臣、陶隆房の謀反により山口を追われ、この地に逃れた大内義隆公が自刃し、西国の覇者として栄華を極めた大内氏の終焉の地としても知られています。
本堂に通じる第一の橋「盤石橋」は、江戸時代前期のもので、山口県三奇橋のひとつです。自然石を巧みに組み合わせた橋脚と巨大な一枚岩の橋梁が見事で、橋下には大寧寺川の美しい渓流が見えます。境内は広く、大内義隆公が顔をうつして最期を悟ったとの伝説がある「姿見の池」などがあります。
春は桜、秋は紅葉の名所としても知られる大寧寺。その重厚な歴史と伝統を感じる場所で、特別な体験をしてみませんか。
大寧寺では、長門湯本温泉宿泊者限定で、平日の朝7時から坐禅体験「爽やか朝坐禅」を行っています。
坐禅の説明(作法と心得)から始まり、坐禅体験(坐禅30分)。最後に法話「大寧寺の歴史」を拝聴し、約1時間で解散です。
坐禅の方法については住職から一つひとつ丁寧に教えていただけるので、初めての方でも安心して臨むことができます。
歴史ある禅寺で“自分と向き合う”坐禅体験。心静かなひとときを過ごして、旅の一日を清々しい朝からスタートしましょう。多忙な日々から離れた非日常の旅が、さらに特別なものになるはずです。
「大寧寺」
住所:〒759-4103
山口県長門市深川湯本1074-1
お問合わせ:長門湯本温泉旅館協同組合
電話番号:0837-25-3611
開催日:月曜日〜金曜日
開催時間:7:00〜8:00(およそ1時間)
料金:朝坐禅ご献香料1,000円