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トヨタ産業技術記念館

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愛知県というより、日本を牽引する大企業「トヨタ」。今や車だけでなくさまざまな製造にも広がるグループですが、その出発点は繊維を織りだす「織機」製造でした。明治44年に豊田佐吉が、記念館の地・栄生に「豊田自動織布工場」を設立、その長男喜一郎が欧米視察で抱いた夢「日本に国産自動車業を興す」を実現させて、現在世界最大級の自動車メーカーへと発展したのです。
 この記念館は、創業時から織機工場が稼働していたレンガ造りの建物。幸い戦火を逃れたため、古き良き時代の面影を残しています。館内では、出発点となり今も世界的なメーカーである織機製造の歴史や工程を展示。エントランスには、佐吉発明の記念すべき環状織機が「研究と創造」「モノづくり」のシンボルとして飾ってあります。
 続く自動車ゾーンでは、喜一郎とそのブレーンたちが日夜奮闘してトヨタ初の乗用車AA型を完成させるまで、そして次々に新たな車種を生み出していった輝かしい伝説が連なります。
「豊田喜一郎とは?」のコーナーに飾られる、人間喜一郎・企業人喜一郎の語録は、今も色あせず、多くの人の心を打つもの。また自動車ファンには垂涎の歴代車種の展示も見ごたえ十分です。

交通アクセス

住所:名古屋市西区則武新町4-1-35
電話番号:052-551-6115
営業時間:9:30〜17:00(入場受付は16:30まで)
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
入館料:大人500円、中高生300円、小学生200円

トヨタ産業技術記念館