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誰もが一度は目にしたことがあるでしょう。世界遺産に選ばれた白川郷「合掌造り集落」の風景写真。山々に囲まれた荻町地区で、まるで人の手がやわらかに合わさって祈りをささげるような合掌造りの家々は、外国の観光客にも心温もる日本の原風景を連想させるようです。
多くの家は、江戸後期から明治時代に建てられたもの。一般的に三層建てで、屋根裏に上がると太い梁の小屋組みも見られます。両側を急角度の茅葺き切妻屋根が覆っているのは、豪雪の多いこの地区で、屋根雪の重みでつぶされないための知恵。約30年に一度は、近所総出で屋根の葺き替えをしながら、百数十年大事に住まわれてきました。
家々の中には、民宿として営業されたり、内部を公開しているお宅も。また、宿泊や日帰り利用ができる温泉施設もできています。
荻町展望台からは、合掌造りの集落を一望でき、冬には幻想的なライトアップ風景にも魅了されます。
アクセス:名古屋から白川郷へは高速バスで約2時間50分(名鉄バスセンターより岐阜バス)
お問い合わせ:
白川郷観光協会
電話番号:05769-6-1013
(9:00〜17:00)