大砲鋳造のためにつくられた金属溶解炉。
国指定史跡の産業遺産

萩市内

萩反射炉

世界遺産 萩反射炉
世界遺産 萩反射炉
世界遺産 萩反射炉
世界遺産 萩反射炉
  • 世界遺産 萩反射炉
  • 世界遺産 萩反射炉
  • 世界遺産 萩反射炉
  • 世界遺産 萩反射炉

反射炉は、鉄製大砲の鋳造に必要な金属溶解炉で、萩藩の軍事力強化の一環として導入が試みられました。萩藩は安政2年(1855)、反射炉の操業に成功していた佐賀藩に藩士を派遣し、鉄製大砲の鋳造法伝授を申し入れますが、拒絶され、反射炉のスケッチのみを許されます。現在残っている遺構は煙突にあたる部分で、高さ10.5mの安山岩積み(上方一部レンガ積み)です。オランダの原書によると、反射炉の高さは16mですから、約7割程度の規模のものになります。また、萩藩の記録で確認できるのは、安政3年(1856)の一時期に試験炉が操業されたということだけであることから、萩反射炉はこのスケッチをもとに設計・築造された試験炉であると考えられています。反射炉が現存するのは韮山(静岡県)と萩の2ヶ所だけであり、わが国の産業技術史上たいへん貴重な遺跡です。

交通アクセス

萩市椿東4897-7
電話番号:0838-25-3380 (萩市世界遺産登録推進課)
営業時間:常時公開

萩反射炉

  • ・萩市から島根県に走る国道191号沿い右側
  • ・JR東萩駅から車3分
  • ・萩循環まぁーるバス[東回りコース(松陰先生)] 萩しーまーと下車徒歩3分

当ページのコンテンツの一部は(社)萩市観光協会から提供いただいています。