機内の空気の清潔性について

航空機は、新鮮な空気を機外から取り入れ、混合器内で再循環空気と混ぜ合わせた空気を客室へ供給しています。
機内の空気の半分以上は新鮮な空気で、残りの半分以下が再循環空気ですが、この再循環空気は必ず高性能微粒子フィルター(High Efficiency Particulate Arrestors(HEPA)Filter)を通っています。

この再循環空気を含めて、客室全体の空気は約2~3分で完全に入れ替わる能力を持っています。これは一般的な屋内施設よりもはるかに高い流動率であることを意味しており、乗客の呼吸に必要な量の約80倍を供給していることになります。

循環システムイメージ

また、客室内の空気の流れは、上部2カ所から供給され、客室側面床下への流れを発生させており、前後(水平)方向への流れを発生させないことで、客室内の空気拡散を防止する仕組みになっています。

機内の空気循環イメージ

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