12ch国際線: Documentary
LIFE ~夢のカタチ~
「日本の心、ダシの文化を伝えたい!」
© ABC TV
大阪市西区にある靱公園界隈は、江戸時代、昆布や鰹節を扱う乾物問屋が軒を連ね、海産物市場もあった。しかし、今、残るのは「靭鰹節店」一軒のみ。その3代目として、店の奥で鰹節を削るのが宮章雅さんだ。今回は、日本が誇る食文化、ダシの良さをもっと広めたいと奮闘する宮さんの仕事を紹介しながら、彼の取り組む、昆布とかつおを一つにした合わせダシのとれるダシパック開発に密着した。
和食においてダシは料理の要になるものであり、そのもとになる鰹節はとても重要な役割を果たす。「靭鰹節店」は昭和28年に宮さんの祖父が立ち上げ、現在は母と姉の家族3人で切り盛りしている。鹿児島の工場を訪れ、取引先の細かな注文を伝える宮さん。一本の鰹節ができるまでには3~4カ月もかかる。
ダシの良さを広めるため、ダシパックの開発にも取り組む宮さん。5年前に開発したが、その第2弾の開発に挑んだ!今回は、昆布とかつおを一つにした、合わせダシのとれる、これまでにないダシパックを作りたいという。だが、通常は昆布のあとに鰹節を入れるのがセオリーであり、同時に入れるということは、プロにはありえないとか。試行錯誤を重ね、ダシパック作りに奮闘する宮さんを追った。
音声:日本語、字幕:中国語