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100分de名著
五輪書 第1回 『兵法の道はすべてに通じる』
© NHK
諸国武者修行を行い、六十余度の剣術勝負で一度も負けたことがないという剣豪・宮本武蔵。今回は武士としての兵法の道を探求し続け、その集大成となった著作「五輪書」に新たな光を当て、現代に通じるメッセージを読み解いていく。自らの経験に基づいて自分の言葉で書くと述べた「序」と、五巻全体の構成を示すとともに、兵法が剣術だけでなく武士の法すべてに関わり世間のあらゆることに通じると説く「地の巻」。そこで展開された、リーダー論、組織論は一般社会にも適用できる。そこには、剣術だけでなく、坐禅や書画に通じ、農・工・商の生活にも詳しかった武蔵ならではの洞察があった。第一回は、「兵法は全てに通じる」と説く兵法論を学ぶ。