12chHistory
名将の采配
「毛利元就・敵の裏をかく3つのワナ」
© NHK
今も語りつがれる名将の戦い。“名将”は、危機的な状況でどのように判断したのか。その背景には、どのような分析と経験があったのか。スタジオに、戦地の地形を忠実に再現したジオラマを置き、ゲストが名将にかわり戦況を分析していきます。今回は、戦国時代に中国地方をおさめた毛利元就。その覇権のきっかけとなったのが「厳島の戦い」。陶(すえ)氏率いる相手の戦力1万に対し、毛利軍は4000人。元就は、巧妙な手法で村上水軍を味方につけるとともに、陶を厳島に向かわせ、挟み撃ちにした。そこには、武将の思想や性格も見え隠れする。兵法を学んだという元就は、相手の裏をかいて大きな嘘(うそ)を信じさせた。知将・元就の戦術に迫る。